子ども料理教室『リトルレディーズ』
食材に触れて自らお料理をすることで感謝の心が芽生えます。感謝ができるとマナーの大切さがわかります。
「リトルレディーズ」が大切にしていること
お料理を楽しみ、やる気を育てる―――。
子どものお料理で大切なことは、出来上がりの結果より作る「過程」です。
お子様が満足するまで、納得いくまでじっくり待って楽しく作る。
お料理が好きになれば何回でも作るので、回を重ねるごとにどんどん上達していきます。
その「やる気」を育て、「自信をつける」ことが大切なのです。
そのためには、「ダメ」「遅い」「もっと早く」などの否定的な言葉は口にせず、常に応援団の気持ちで温かく見守る姿勢が何より大切だと考えています。
保護者向けの食育教室「子育てサロン」
私が長年にわたって、「リトルレディーズ」でお料理を通して、幼・小・中・高・大学生とトータルでお子様方の成長を見てきたことは、とても貴重な経験です。
そこでその「食育の大切さ」について、お一人でも多くのお父様お母様へお伝えしたいと思い、お教室やイベント、講義などの機会を通じて、保護者向けに色々とお話しさせて頂いております。
お父様お母様方のご相談をお聞きし、お一人お一人のお子様の個性を尊重しながら、一緒に考え、何かお役に立てたならと願っております。
「リトルレディーズ」の進め方
1クラス6名の少人数で、だいたい3~4品を、各季節のイベント料理なども交えてお教えしています。
料理以外の課題も設定し、テーブルセッティングやマナーをお教えする時には、そちらに比重を置いた料理にしたり、お子様のリクエストでメニューを決めたりと、のんびり楽しく開いております。
お子様の成長過程はそれぞれで、各々お一人お一人の時間の流れ方は違って当然です。
大人のお教室と違い、子どもたちの様子を見ながら、メニューも臨機応変に変えて各クラスに合わせて進めています。
Message
優しさと強さとユーモア力を身に付けたなら無敵!です。
私が主宰する子ども料理教室「リトルレディーズ」のコンセプトは、
「素敵なレディー、ジェントルマンになるその日まで…」
そう願い大切なお子様をお預かりしています。
お預かりしたお子様方が、ご自分を、そして共にご飯をいただく家族やお友達を大切に思える人に育ってほしい。
自分・他者・物を大切にする、思いやり溢れる心が育ってほしい。
心身ともに健康で、友人に囲まれた心豊かな楽しい人生を送ってほしい。
そう願いを込めてお預かり致しております。
お教室で私の考える食育は4つに分けられます。
1つ目は、「味覚を育てる」。
甘い・辛い・しょっぱい・酸っぱい・苦いの「五味」を知り味わうことです。また、「素材そのものの味」を知ることも大事です。
2つ目が、「調理を学ぶ」。
食材を知り、食材に合った切り方、そして炒めたり焼いたりという「調理方法」を学びます。
また、教室の卒業の目安でもある「レシピの読み方」。レシピを見ればほとんどの料理が作れるようになったらご卒業です。
そして3つ目は、「美を大事にすること」。
私は、美に対して敏感でいてほしいと願っています。
お皿への盛り付け、テーブルセッティングなどを通して、日常生活を豊かに過ごすことができます。
また自分自身への関心も大切です。
この中には、怪我を適切な処置をして治すことも含まれますし、自分自身を健康に維持するケアも大切です。美しく年を重ねることは、女性にとっても男性にとっても幸せなことと思います。
最後に4つ目は、「人と気持ちよく食事をするために欠かせないマナー」です。
共に食事をする人に対しての心配り・気配りは大切なことです。お子様が幸せに生きていくためには、人への気配り・思いやりのマナーを身に付け、そしてユーモアある会話がとても大切なことだと感じています。
ユーモア力は、人を傷つけずに注意することが出来たり、困った時、重い空気を一掃してくれる最高の力を発揮します。毎回のお食事を通し、少しずつ細やかにお教えしております。
保護者様の声
3人のリトルレディーズのお母様・田中史子様のご寄稿をご紹介します。
「心を育てる料理教室」
葛先生との出会いは11年前、長女が小学校4年生の夏でした。2年後に二女が、その2年後に三女がリトルレディーズの仲間入りをさせていただきました。
小さな手で皮むき器を持ち、ポテトシャンティーを作った時に娘たちは「作る楽しさ」を知りました。もう一度楽しみたくて、教えていただいたお料理はすぐに家で作り直しました。おいしいといって食べてくれる家族の顔を見て、今度は「作る喜び」を知りました。その喜びは、自分でもできるんだという「自信」に変わりました。
作ることを繰り返すうちにお料理には作り手のメッセージが込められていることに気づくようになりました。「試験が近いから消化の良いものにしよう」、「お父さん風邪気味だから、身体が温まるものが良いわね」…、そんな思いでメニューを選んでいることがわかってくれるようになったのです。それから食べることに「感謝」するようになりました。外で食事をするときも「感謝」の気持ちは同じです。ですからそのお礼に、一番おいしい状態のときに一生懸命食べようとするのです。
マナー教室では、「働く姿勢」を学びました。日本を代表するシェフ、料理長のお料理は表現する言葉が見つからないくらいおいしく至福の時でしたが、どの方も自分達のような子供を全力でもてなしてくださることに毎回毎回驚きに近い感動を覚えていました。相手や場所がどうであろうと、いつも謙虚で精一杯取り組むのが「働く」ということなのだと、何人もの巨匠が教えてくださいました。
こうして娘たちはリトルレディーズから「心」を育てていただきました。
今回改めて、娘たちに「リトルレディーズの何が好きなの?」と尋ねてみました。3人の答えは「ケケタン」でした。ケケタンに会いたくてお教室に通っていたそうです。「心」を育ててくださったのは葛先生だったのですね。
葛先生と、そしてリトルレディーズとご縁があったことを、心から感謝しています。
これから先も、ケケタンに温かく見守られ、「食べる楽しさ」と「作る喜び」を感じながら心豊かに育っていくお子さんが次々に生まれていくことを願っております。
開催日について
子ども料理教室「Little Ladeis(リトルレディーズ)」について
小学生(3年生以上)のお子様が対象です。
春・夏・冬休み、また土曜日や学校の代休なども使い、各クラスごとに子どもたちの学校の日程に合わせて、年間8~10回ほどを目安に開催しております。お時間は11時~13時15分頃までを予定しておりますが、ご相談で。
内容は、クリスマス・バレンタイン・ひな祭り・夏祭...など、季節に応じたイベントを交えながら、料理・マナー・テーブルコーディネイトをお教えしています。
また、レストランなどにてマナー教室も不定期に実施しています。これまでに開催したマナー教室は、下記の通りです。
- オテル・ド・ミクニにて、三國清三シェフによるフランス料理とマナー
- つきぢ田村にて 田村輝昭氏、隆氏による日本料理とマナー
- 赤坂四川飯店にて 陳建一氏による中国料理とマナー
- 東京ドームホテル総料理長・鎌田昭男シェフによるフランス料理とホテルマナー
なお、ひとクラス6名の少人数で行なっております。グループ単位でお申込みいただけましたなら、日程が組みやすい状況です。
新設の「ジュニアクラス」(幼稚園年中さん~)について
幼稚園の年中さん以上のお子さんが対象の「ジュニアクラス」を新設いたしました。初めてお料理を体験されるお子様に、食材を知りお料理を体験してその楽しさを味わう!というクラスです。
コースは全3回。お時間は14時~16時頃(クラスによりご相談で変動します)。1クラス3~4名での開催となります。
どちらも教室の場所は杉並区です。詳しい場所や開催日などは、メールフォームにてお問い合わせくださいませ。