大切な作品

4月より順次ジュニアクラスがスタートしています。
小さなお子さんが、初めての場所で初対面の先生やお友達に馴染むことだけでも大変だと思うので、
初回はせめて作るお料理になるべく嫌いな食材が入らないようメニューを配慮したり、
食材を選べる状態にするようにしています。
そして少し工作のような工夫して楽しめる要素があるメニューを選び、
お料理を楽しむ!という事に重きを置いています。
私は学生の頃「いつか子ども達に絵を教えたい!」と思っていたのですが、
今こうして子ども達にお料理を教えながら、子ども達が作って盛り付けたお料理は、
お皿に描いたアートだと気付きました。
子ども達は、「ここにピーマンで緑を入れたら綺麗だね!」とか、
「ここに具材が沢山あるから、こっちにももっと何かのせよう!」
とか、色々考え工夫してのせたり盛ったりしています。
これはお料理でも緑を添えて食欲を増すようにしたり、バランスよく盛り付ける事にもゆくゆく通じていきます。
美的感性を育てているのです。
色のバランスを美的に考えながら色とりどりの食材を選んでいるのですが、
実は栄養のバランスも取れているという嬉しい結果に繋がります。
好き嫌い!にあまりこだわらず、美しさから入っているうちに、自然な流れで嫌いだと思っていたものを食べてくれる
事にもなっていきます。
子ども達が作って盛り付けたお料理は、とても大切な食べられる作品です。