華やぐ女の子のお祭り
お教室は今、ひな祭りのメニューです。
小さなクラスは手鞠寿司を作っています。ご飯は少な目にして出来るだけたくさんの種類が食べられるようにします。ご飯を入れ過ぎないように均一に入れる為に型を使い、ラップで握ります。
そしてデザートは寒天のお菓子。
私はイチゴの入った牛乳寒を食べると祖母を想い出します。私が中、高校生の頃よく作ってくれました。
当時は棒寒天でしたが、今は粉寒天で簡単に計って作れます。 寒天の良いのは常温で固まるので、そのままで多少の持ち運びも可能です。
お教室では冷蔵庫で固めた後、綺麗に切り分けお重に入れて楽しみます。お重はお正月のお節だけではなく、お雛祭りにもとても華やぎを出してくれて重宝ですね。
お重に美しく盛り付けたいので、寒天の飾りは気を使います。
イチゴやパイナップルなどフルーツを綺麗に上に浮かせて並べる頃合いが難しいのです。早すぎると寒天の熱でいちごが変色したり、また下に沈んでしまったり、勝手に浮いてしまったりと一列に並べることができません。
時間を置きすぎると固まってしまって、ただ上に乗せるようになってつるつる滑ってしまいます。ちょうど固まるか固まらないかの頃に静かに手早く一回でパッと乗せるのがコツです。
この作業が女子には大人気で、真剣そのもの。ちょっとでも斜めに浮いてしまうと、「ギャー」大騒ぎ。お助け隊が、長い串で引っ張ったりと皆の楽しい共同作業になります。
「女の子のお祭り」とっても綺麗で華やかでステキなお祭りです。